紙の文化守るため/多角化で地盤強化
2025.12.25
日本製紙株式会社
東北営業支社長
長島 俊太郎氏
新年を迎え、新年度からは新たな中期経営計画がスタートします。本業である「紙」をしっかりと守りつつ、強みを社会課題の解決に生かすことで持続的成長を図っていきます。
弊社は「紙」を核に、森林資源を活用した多くの商品を取り扱っています。森林資源を土台とする姿勢は揺るがない一方、紙の需要は減りつつあるため、さまざまな事業展開を図っていかなければなりません。多角化の一例として、製紙で培った技術で木の繊維を抽出し微細化した「セルロースナノファイバー」は、既に食品や化粧品などで使われており、さまざまな分野への応用が期待されます。また27年春には宮城県の岩沼工場で、再生可能な木材チップを原料に航空機用燃料を作る実証プラントが稼動予定です。岩沼工場では山形県を含む東北の木材チップを多く使っていますので、地域振興や林業の再生などにも貢献することが可能です。
紙には「伝える」「包む」「記録する」という機能があります。紙が本来持つ優位性は多く、それをしっかりと伝えていく必要があります。紙を安定供給する使命を果たし、紙の文化を守っていくため、会社全体の地盤強化を図ります。






