「関係の創出」通し /東北の活性化図る
2025.12.25
日本航空株式会社
東北支社長
大田 啓之氏
「われわれのなりわいは人やモノの輸送だが、それだけでなく『関係・つながり』を創出する機能もある」。新型コロナウイルス禍の中で得た気づきです。この考えに基づき、JALグループは関係・つながりの総量を2030年までに23年比1・5倍に拡大する目標を立てています。
移動は「人と人」「地域と人」といった新たな関係性を生み出します。旅をする人はウエルビーイング(幸福度)が高いといわれ、旅は出会いや発見、共感の体験をもたらします。つまり移動には価値があるのです。
東北の最大の魅力は地域を支える「人」だと感じます。自然や歴史、文化といった観光資源と「人」が掛け合わされて地域の魅力が醸し出されます。頑張る東北の人を機内誌で多く紹介していますが、それを見て「この人がいる地域に会いに行く」旅が広まると関係人口の増加につながります。
人流を増やすため、若者をターゲットにしたキャンペーンを展開します。旅先との関わりも強化します。商流や物流の活発化に向け始動した「共創プロジェクト」では、規格外の山形県産サクランボを使ったビールを他の企業と共同開発しました。持続可能なビジネスモデルの実現を図り、東北の活性化にこれまで以上に貢献していきます。






